Translated by: Masuhiko Kawaski - ISA Board Member
翻訳:川崎益彦(ISA理事)
On line version prepared by: Benny Ravid - ISA Webmaster and ISA board member
ウェブ作成:ベニー・ラビド(ISA理事・ウェブマスター)
歴史
国際吃音者連盟(ISA)は、世界各地の吃音者のセルフヘルプグループを結ぶ非営利の国際組織として1995年に創設されました。それ以来ISAは、吃音者の声を世界中に届けるため様々な活動を続けて来ました。
1992年にサンフランシスコで開催された第3回吃音者世界大会では、世界各国のセルフヘルプグループの代表が集まり、吃音者の国際組織を作ることが話し合われました。この吃音者世界大会は、1986年に京都で初めて開催され、1989年にドイツのケルンで第2回世界大会が開かれました。
1993年に数カ国のセルフヘルプグループの間で繰り広げられた議論や、1994年に行われた国際規模の調査を経て、ISA憲章の草案が提示されました。この憲章は1995年7月、スウェーデンのリンショーピンで開催された最初のISA会議で推敲され、第4回吃音者世界大会の開催前日に承認されました。1998年7月、南アフリカ共和国で開催された第5回吃音者世界大会でのISA会議において、組織体制についての修正が合意されました。
ISA憲章は(ISAホームページwww.stutterisa.org参照)その後も修正が加えられ、2001年7月にベルギーのゲントで開催された第6回吃音者世界大会の前日に承認されました。吃音者世界大会はその後、2004年2月にオーストラリアのパースで第7回の大会が開かれました。
2005年におけるISAの最大の成果は、第1回吃音者アフリカ大会をカメルーンのドゥアラで開催したことです。10月に行われた大会には、アフリカの14カ国だけでなく世界各地から多くの人々が集まりました。
ISAの目標
ISAは「吃音を理解する世界」を目指して活動する。
ISAの使命
ISAは、吃音に影響される世界の人々の状況の改善を求める。
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吃音のセルフヘルプグループやセラピーの概念や体験を分かち合う
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世界の吃音者のセルフヘルプグループの活動をサポートする
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吃音者、吃音児を持つ親、あらゆる分野の臨床家、研究者のコミュニケーションをサポートする
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一般の人たちに、吃音に関する知識を普及させる
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ヨーロッパ吃音者連盟など国内外の吃音者の団体や、国際臨床家連盟(IFA)など他の組織との連携を図る
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ニュースレターを年一回以上発行し、ウェブサイトの更新を行う
ISAは次のようなガイドラインに沿って活動しています。
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ISAは各国のセルフヘルプグループが独自に活動する自由を認める
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ISAと国内外のセルフヘルプグループの団体は、お互いの連携が求められるプロジェクトへの協力を惜しまない
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ISAはセルフヘルプ活動、吃音の予防、診断、治療などについての理論や論議について無理にコンセンサスを求めることなく異なる意見を尊重する。
会員
国内又は国際的な吃音者のセルフヘルプグループであればISAの会員となる資格があります。特別会員や名誉会員など投票権のない特例を除いて、個人会員としての参加は認められていません。
現在、ISAには次の国々が加盟しています。
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、ブルキナファソ、カメルーン、カナダ、クロアチア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイスランド、インド、イラン、アイルランド、イスラエル、日本、キルギスタン、リトアニア、ルクセンブルク、ネパール、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、南アフリカ共和国、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ
ヨーロッパ吃音者連盟(ELSA)、パッシング・トワイス(ゲイ・レズビアン・両性愛者・性同一障害者の吃音者のグループ)、TTM-L(スペイン語圏の吃音者グループ)などの国際組織もISAのメンバーです。
「特別会員」とは、まだISAに加盟していない国の人で、それぞれの国でISAの活動に協力する個人を意味します。
「名誉会員」とは、吃音者への貢献が評価され、個人に対して与えられる資格です。アメリカ吃音財団のジェーン・フレイザー、スタタリングホームページ(www.stutteringhomepage.com)を運営しているジュディ・カスターが最初の終身名誉会員です。
ISAの理事並びに顧問、ISAに加盟している会員グループの連絡先は、ISAのホームページで見ることができます。現在のISAの理事長はオーストラリアのマーク・アーウィンです。
現在のプロジェクト
現在ISAは以下のような活動に取り組んでいます。
一般市民への教育
一般市民への教育は、ISAの数あるプロジェクトの中でも重要なものです。これに関してISAは、アメリカのケン・セントルイスが始めたIPATSプロジェクト(吃音に対する態度に関する国際プロジェクト)を積極的に応援しています。このプロジェクトは、世界の国々で吃音の捉え方に違いがあるのかどうかを研究しています。さらに、一般市民への教育キャンペーンが、吃音に対する態度を変えるために効果があるかどうかを知る助けとなる調査方法の開発も行っています。
ケン・セントルイスは、単に一般的な情報を与えることに焦点を当てるよりも、吃音者と話すとき、何をすべきかを教育する方がより効果が得られると提案しています。例えば、吃らない人が、吃音者のために文を完成させようとすることは役に立たないのだと知らせることが大切です。彼はまた、吃音者が自分の体験を語ることが、一般の人々の吃音への理解を深める上で大きな効果があると述べています。ケン・セントルイスの最新の著書である「吃音とともに生きる」は、そのような体験談の価値を強調しています。
ISAウェブサイト
2000年8月、デンマークのナイボルグでのIFA主催による第3回言語障害国際会議において、ISAの理事会はISAのウェブサイトの更新を決定しました。ISAは1995年、スウェーデンでのISA設立総会において、オランダのエディ・オルロゥスキーの尽力を得て、ISAウェブサイトを立ち上げることが出来ました。
新しいサイトの目標は、吃音者のために地球規模のセルフヘルプグループ・ネットワークを構築し、インターネット上での出会いの場を提供することです。このような目標と私たちを取り巻く世界の状況を鑑みて、ISA理事会はISAウェブサイトを夢が現実となる場所であると結論付けました。ISAウェブサイトは空の青色と雲の白色によって、見る人に夢の世界にいるような感覚を与えています。
このサイトは次のようなガイドラインに基づいて作られています。
このサイトはまたスタタリングホームページとリンクしていて、ISAウェブサイト各ページの左上にリンクが貼られています。
ウェブサイトの運営方針
ウェブマスターグループは、サイトの内容、デザインそして実際の運営を行います。ボランティアとして協力いただける方は、ウェブマスターグループの責任者であるベニー・ラビドまでお問い合わせください。
ワンボイス
ISAの会報であるワンボイスは、ISAの活動内容の詳細や将来に向けてのビジョンを紹介しています。最新版はISAのウェブサイト上で見ることができます。
ワーキンググループ
ISAのワーキンググループは、特定のテーマを掲げ、積極的に活動しています。例えば、ISAのアウトリーチワーキンググループは、まだISAに加盟していない国々の吃音者に対する働きかけを続けています。その他のワーキンググループは、国際吃音アウェアネスの日、ビデオ作成、専門家との連携、吃音と雇用研究、リソース開発、基金設立、ウェブサイト、ワンボイスグ発行などのプロジェクトに取り組んでいます。
要約
吃音者である私たちは、住んでいる場所や言語の違いに関わらず、お互いから多くのことを学ぶことができると信じています。ISAの活動に関するさらに詳しい情報については、ISA会長マーク・アーウィン(mirwin@cobweb.com.au)までご連絡ください。
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